原油 crude oil 2005 6 17
個人投資家も、原油相場の動向は、気になるところでしょう。
しかし、原油相場については、情報が少ないのが現状です。
あるいは、情報があっても、いろいろな情報があり、どう判断すべきか迷うところです。
それは、産油国、石油会社、投機筋など、いろいろな思惑(情報)があるからでしょう。
今の原油相場には、投機筋が作った「価格」が、10ドル上乗せされていると思っています。
昨日(6月16日)、共同通信社のニュースには、このようなニュースがありました。
市場は相場急騰で反応 OPECの生産枠拡大
【ウィーン16日共同】石油輸出国機構(OPEC)は、15日の臨時総会で、
最大で日量2850万バレルと、過去最高の生産枠を打ち出した。
しかし、直後のニューヨークの原油先物相場は一時急騰し、
約2カ月ぶりに1バレル=56ドルを突破、市場は実際に生産能力が追いつかないことを見透かした。
OPECは、現在も、ほぼフル生産に近い。
確実に増産能力があるとされるのは、サウジアラビアのみだ。
ただ、増産に次ぐ増産で、実際の需給は、かなり緩み、
「売り先を見つけるのに困っている」(在ロンドン石油元売り幹部)ほど。